rincchi: (Riki - calm)
[personal profile] rincchi
Man, I've come so far already... only two parts left to go, hell yeah \O/

Came across more new lines that resulted from wrong choices for "Maasa". Geez, I wish I'd just gone through the choices without reloading when doing the script the first time around. >_>

This part was almost as excruciating to proofread as it was to write up. Sob. Did we really need such a detailed history of the carrier pigeon or such a long synopsis of The Little Mermaid, Kashida? Really?

Oh well, it's all out of the way now.



<<『と』をカタカナにしてみる。>>

『と』を書き換えてみよう。
例えば、カタカナにすると『ト』…。
その下に一をつけると…

<<一と3を足してみる。>>

理樹
「1と3を足せば4だけど…」

来ヶ谷
「そう単純なものかな?」

口ぶりから言って、それは違うみたいだ。

来ヶ谷
「仕方がない、もう少しヒントだ」

来ヶ谷
「日本語には、同じ文字でも別の書き方がある」

別の書き方…つまり、カタカナ…?

<>

理樹
「…そうか、分かった」

『と』をカタカナの『ト』にすれば良いんだ。

理樹
「トの下に一がある。つまり『上』っていう漢字だったんだ」

理樹
「だから、上から三番目だ」

来ヶ谷
「では、同じ要領で、次も分かるだろう」

理樹
「うん」

上から三番目が分かれば、次は左右のどちらからかを指定しているに違いない。
だったら、『口』の字が入っている『右』だろう。
つまり、右から10番目だ。

来ヶ谷
「それが分かれば、暗号文の一行目も分かるだろう」

理樹
「…うん」

『らんぶとり エきす口ぐう こいしらん』
『エ』は左、『口』は右。『きす』は奇数、『ぐう』は偶数だ。
左の『らんぶとり』から奇数番目の『ら』『ぶ』『り』を、右の『こいしらん』から偶数番目の『い』『ら』を選んで、並び替える。
『らいぶらり』、つまり『図書館』だ。

来ヶ谷
「ふふ、西園女史が懸命に考えたと思うと、何やら微笑ましいじゃないか」

葉留佳
「最後の256は、単純にページ数ですネ」

既に三枝さんが、本も手に持っていた。
その本の表紙には『人の手が滅ぼした絶滅動物図鑑』と書かれている。
僕たちは、256ページを捲る。
その途中で、いくつかの動物の名前を見かける。
ニホンオオカミ、トキ、オオウミガラス、ドードー鳥、などなど。
知っている名前もいくつかある。
そして、目的の256ページには、綺麗な鳥の絵が載っている。
その鳥の名はリョコウバト。
瑠璃色と鮮やかな朱色が美しい、でも僕たちもよく知っている鳩によく似た鳥だ。
説明文に目を通す。
『リョコウバト』
北アメリカ大陸に棲息していたハト目ハト科の渡リ鳥。
史上最も多く数のいた鳥類とされ、数十億羽の群れが、空を覆い尽くしながら飛んでいたという記録も残っている。
しかし、19世紀に入り、アメリカの人口が増えると、食用として乱獲されるようにある
繁殖力が極めて弱く、年に一度、一個しか卵を産まなかったため、一度減り始めると、その数は瞬く間に激減した。
19世紀後半には、ほとんど見られなくなり、保護が試みられた頃には既に手遅れであった。
最後の一羽は雌で、マーサと名付けられ動物園で飼われていたが、1914年9月1日、老衰のために死亡。
その標本はいまでも博物館に残されている。
こうして、かつてはアメリカ大陸の空を謳歌していたリョコウバトは、人の手により、わずか一世紀あまりで絶滅した。

理樹
「…………」

葉留佳
「…悲しい話だね」

理樹
「そうだね」

何と言えば良いか分からない。
他の動物のエピソードに目を通してみても、いったい人間ってなんなんだろうと思ってしまう。

理樹
「この鳥の絵…確か、美術準備室にあったよね?」

リョコウバトの姿を残したスケッチには見覚えがある。
壁にかかっていて、僕が目を留めた時、西園さんが声をかけてきた絵だ。

理樹
「そして、最後の一羽の名前が、マーサか」

『マーサを探せ』という西園さんのヒントは、この鳥、つまりあの教室にあった絵のことだろう。

来ヶ谷
「ふむ、マーサという名前はワシントンの妻にちなんだとも書かれているな」

来ヶ谷
「私の推理も満更、間違いではなかったというわけだ」

偶然…とは言い切れないのが、この人の怖いところだ。

理樹
「じゃあ、西園さんたちの所に戻ろうか」

葉留佳
「そうですネ」

あの絵に、何らかの手がかりがあるのだろう。
僕は、たった今目にしたエピソードに言葉にできない寂しさを覚えながら、図書館を後にした。
西園さんと恭介は、僕たちが出て行った時と同じ姿勢のまま待っていた。
いったい、この二人だけの時はどんな話をするのだろう。
血糊で汚れていた床が綺麗になっているので、掃除をしていたみたいだ。

理樹
「ただいま」

西園
「お帰りなさい。その様子ですと、わたしの遺したメッセージは解けたようですね」

理樹
「うん」

頷いて、僕は壁際の絵に向かって歩みを進める。
さっきも少し気になった、壁にかかった一枚の絵。それは確かにリョコウバトを描いたものだった。

葉留佳
「この絵ですね」

来ヶ谷
「美魚君、外しても構わないかな」

西園
「ご自由にどうぞ」

来ヶ谷さんが僕に視線を向けるので、代表して僕が額に手を掛ける。
大事なものを扱うように、そっと壁から外す。
すると、ひらりと一枚の紙が舞い落ちる。
額の裏に挟まれていたみたいだ。
それを拾い上げて、みんなに見せる。

来ヶ谷
「人魚姫、か」

その紙片には、『人魚姫』と書かれていた。
こうして、紙が出てくるのも三枚目だ。

西園
「さて、これが最後のヒントです」

西園
「直枝さんは、人魚姫という言葉から何を連想しますか?」

理樹
「人魚姫って…あの、人魚姫だよね。アンデルセン童話だっけ」

西園
「そうですね」

西園さんが頷く。
それは、こんなお話だ。
人魚姫は、難破した船に乗っていた王子様を助けて、恋心を抱く。
でも、海に暮らす人魚姫は王子様とは結ばれることはない。
諦められない姫は、魔女から、自分の声と引き換えに人間の足をもらう。
だが、もし恋が成就しなかった時は、人魚姫は海の泡となって消えてしまう。
王子様と再会する人魚姫だが、声を失ってしまったため、話をすることができない。
王子様も、彼女が自分を助けてくれた恩人だとは気づかない。
やがて、王子様は他の娘と婚約してしまう。
王子を殺し、その血を浴びれば元の人魚に戻れると魔女に言われるが、愛する王子を殺すことはできない。
姫は海へと身を投げて、泡へと消えてしまう。

理樹
「悲しいよね…」

多くのものを捨ててまで恋に生きようとしたけれど、それも叶わずに、独りで消えてしまう人魚姫。

理樹
「…でも、それと今回の事件とに何の関わりが?」

西園
「それをこちらから聞いているんです」

葉留佳
「ふふーん、はるちんには分かりましたヨ」

理樹
「ほんとに?」

葉留佳
「人魚姫が最後は泡と消えてしまうという点に注目ですヨ」

葉留佳
「つまり、恭介さんはこの部屋から泡と消えて、脱出したんです」

葉留佳
「こうして、密室が完成です」

理樹
「いやいや、それはきっと違うと思うよ」

理樹
「ねえ、恭介?いくら恭介でも泡にはなれないよね」

恭介
「…が、頑張れば可能だ」

理樹
「いやいや、無理は止めようよ」

恭介
「自らができないことを認めるのは悔しいが、それも人の成長か」

恭介
「そうだな。三枝の推理は不正解だ」

葉留佳
「残念!」

恭介
「さて、理樹はどうだ」

恭介の目がこちらを向く。

恭介
「美魚が殺された後、密室がどうやって作られたか分かったか?」

理樹
「僕の答えは…」

僕が恭介にずっと感じていた違和感。
それが、最後のピースだ。

[Choice 1]
犯人が恭介だという前提が違う

[Choice 2]

恭介の言葉がいつもと違う
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